こんにちは!ほしたこです。
赤ちゃんのはじめてのイベントといえばお宮参りですよね。
お宮参りというと、赤ちゃんに着物を着せるイメージが強いと思います。
お宮参りの赤ちゃんの着物についての記事は【お宮参り】購入?レンタル?お宮参りの着物を選ぶときのポイント!元着物販売員が解説!も読んでみてください。
ところで、お母さんの服装は決まっていますか?
フォーマルなスーツ?ワンピース?それとも…
赤ちゃんの着物を用意した方!
せっかくなので赤ちゃんに合わせてお母さんも着物を着てみませんか?
でも着物だと移動も大変だし、授乳の問題もあるし…
その気持ち、すごく分かります!私も行く前は悩んでいました。
そこで今回は、実際に着物を着るにあたって、事前に準備したこと、当日のスケジュールや感想などを書いていきます。
準備したこと
着物
まず、着物は自前のものを着ました。
淡い色の訪問着に、少し豪華な帯を合わせました。
当然ですが赤ちゃんが主役のイベントなので、赤ちゃんより目立つような派手な着物は避けた方がいいと思います。
私もそこまで着物の数を持っていないのですが、春にお宮参りをしたので淡い色を選びました。
自前の方もレンタルされる方も、冬なら寒色系を選んだり、季節に合わせて選ぶのもオススメです。
着付け
次に、私は、以前は着物会社で働いていたので最低限着物は自分で着付けできるのですが、妊娠期間は全く着物を着ていなかったこともあり、当日ぶっつけ本番で着るのが不安でした。
なのでお宮参りの1週間ぐらい前からYouTubeで着付けの動画を見て練習していました。
次に書きますが、授乳問題もあるので当日の朝は時間との戦いだと思ったので念入りにしました。
最近では初心者でも簡単にできる着付けなど、丁寧に説明されている動画がいくつもあるので今まで着たことがない方でも大丈夫ですよ。
授乳問題
お宮参りに着物で参加するのを決めた際、1番気になったのが授乳のことでした。
出産してから、基本的に母乳で育てていたので哺乳瓶を使っていなかったのです。
もし当日哺乳瓶から飲まなかったら、着物のまま授乳をすることになります。
ネットで調べるとできないこともないと書いてあり、方法としては、
- 身八つ口と言われる脇のところの隙間を広げてする
- 胸の合わせを広げてする
などが可能とのことでした。
しかし着物って胸のすぐ下あたりを結構しっかり紐で固定したり、着物の下に襦袢を着てその下に肌着…と何枚も重ね着をしています。
なんとか授乳はできてもその後またきちんと直さなければなりません。
しかも1から着付けをしていたらまた時間がかかります。
着付けが上手い人なら、パパっとできるのかもしれませんが、
自身ないし無理そう・・
と、判断しました。
そうなると、外に持っていくミルクの準備が必要です。
ミルク用品
ミルクでの外出で必要なものを調べて用意したものは、以下の通りです。
ミルク
ミルクは、粉ミルクではなくキューブになっているものを買いました。
粉だと大きい缶を開けるとすぐに使ってしまわないといけないのかな、と思っていたからです。
こちらの明治のほほえみらくらくキューブなら、1つのキューブにお湯を注いで溶かせば40mlのミルクができます。
それが5個ずつの個包装になっているので、持ち運びや帰省のときに便利です。
現在も母乳育児ですがその頃のミルクがまだ余っていて、最近離乳食にも活用しています。
お湯
お湯は、キューブのミルクを溶かす用です。
衛生的にも熱湯がよかったので、当日の朝に水道水を沸かして保温性のある水筒(500ml)に入れていきました。
1か月の頃なので、飲む量は160ml飲んでいました。
冷ます用の水
ミルクを冷ます用の水は、家だとお湯で溶かしたミルクを入れた哺乳瓶に蛇口から流水をあてて冷ましていましたが、外ではすぐに蛇口があるか分からないので必要とのこと。
家の水道水でもいい・水道水を一晩冷蔵庫に入れておく・・など色々見かけましたが、私は自動販売機でミネラルウォーターを買いました。
ミネラルウォーターは、赤ちゃんに負担が少ない軟水が向いているようで私はサントリー天然水を買いました。
ミルクを作りたい量の半分ほどの熱湯を注ぎ、そこに水を入れて冷まします。あまり冷たくなると赤ちゃんにとってよくないので、人肌ぐらいになるよう調節します。
後で書きますがこの温度調節、私は失敗しました。
哺乳瓶
そして哺乳瓶は、出産してからすぐ最初に一本買っていましたが、2回ミルクを飲むことを考えると、哺乳瓶を一つ買い足そうかな?とは思いましたが基本は母乳育児だったので少しもったいない気がしました。
そこで、見つけたのが使い捨ての哺乳瓶です。
持ち運びやすく折り畳みになっていて、飲み終わればプラスチックゴミとして捨てれるものです。
4個ぐらいがセットになっていて、一つ練習で家で飲んでもらいましたが買っていた哺乳瓶とは乳首の形が違うので、飲みにくそうではありましたがなんとか飲んでくれました。
練習は絶対必要だと思います。
その他
ミルクの準備の他に、
- おむつ
- おしりふき
- おむつ替えシート
- 母子手帳
- おくるみ
これらを持っていきました。
基本的に車での移動でしたので、抱っこ紐やベビーカーは持って行っていません。
当日のスケジュール
いよいよ当日です。
両親と義両親との7人で参加しました。
お宮参り当日
こちらは当時私がつけていた、スケジュール管理アプリの「ぴよログ」の画像です。
これをもとに、ざっくりとスケジュールを書いていきます。
- 6:30起床、髪の毛のセット
- 7:10子供起床、授乳①
- 8:00着付け
- 8:30子供朝寝、メイク
- 9:00出発
- 10:30神社到着
- 11:20祈祷開始
- 12:00神社の駐車場でミルク②
- 13:00料亭到着
- 13:30お店にてオムツ交換
- 14:00昼寝
- 14:30解散
- 15:30コンビニの駐車場でミルク③
- 16:00帰宅
朝の授乳
まず神社での祈祷は11時過ぎに予約してました。
旦那さんの地元の神社で行ったので、家からは約1時間ぐらいの距離でした。
なので、出発は9時を目標に。
余裕をもって着付けに1時間、髪の毛のセットは赤ちゃんが起きる前にやって、あとはもちろん赤ちゃんの起きるタイミングもあるので、家を出る前の授乳は画像にもある通り、7時10分になりました。
できるだけ着物を着るギリギリに飲んでもらうのがポイントだと思います。
気持ち長めに(笑)飲んでもらい、そこから着物を着ました。
練習の甲斐あって、30分ほどで終わったので余裕を持って出発できました。
赤ちゃんは朝の授乳をすると寝てくれて、そのまま車に乗っても寝ていました。
神社に到着
ここまではよかったんですが、だいたい赤ちゃんの授乳間隔は3時間ごとです。
7時に朝の授乳をしたということは、次は10時。
神社に着いたらミルクを飲んでほしい・・
と、思っていたのですがちょうど暖かい季節で、おばあちゃんの抱っこが気持ちよかったのか神社に着いても、お宮参りの準備をしていても、その間ぐっすり熟睡していたのです。
祈祷も10分程度だと思ったので、このまま寝かしておいて、終わったらミルクを飲んでもらおうと思っていました。
祈祷開始
そして祈祷が始まりました。
私たちの他に、男女1組も一緒に席に着いたので、私たちが終わったあとに祈祷するのかな?と思っていました。
そして大きな太鼓の音などが鳴り始めました。
やばいか?と思いはじめましたがまだ寝ています。
祈祷していただくにあたり、立ったり座ったりを何回か繰り返しました。
その甲斐あって(?)祈祷も終盤の頃、赤ちゃんはおばあちゃんの腕の中でもぞもぞしはじめました。
ついに泣き始めた!
授乳から時間が経っていて、大きな音が鳴っている慣れない状況…ついに泣きはじめてしまいました。
ついでにオナラもかましています。(恐らく身も出ています)
これにはおばあちゃんもアタフタです。隣に座っていた私もアタフタし始めます。
やばい・・
やばいやばい・・・
まだ終盤だったのが救いで、もう終わりそうな雰囲気になってきました。
無事終了かと思いきや…
すぐミルクを作ってあげよう!と思い、車に取りに行って…など頭の中でシミュレーションしていた所、また祈祷が始まりました。
え!?と思っていたら、最初に一緒に席に着いた男女の方たちの祈祷でした。
安産祈願なのか、何かは分かりませんでしたが、私たちは出て行くような雰囲気ではまだありません。
泣き声もヒートアップし、あの方達には申し訳なかったです…。
神様には、元気な姿を見せれて良かったかなと思いました。(ポジティブ)
無事終了
今度こそ祈祷が終わり、待合所まで歩いて戻るうちに泣き声も落ち着いてきました。
全体で20分ほどで終わりました。
パパに抱っこしてもらい、私は車に戻って急いでミルクを作りましたが、焦っていたので湯冷しの水を入れても少し熱めになってしまいました。
急遽神社のトイレを探して手洗い場の流水に哺乳瓶をあてて冷ましたところ、適温になりました。
そして無事にミルクを飲んでくれて、赤ちゃんも落ち着き、我々も一安心です。
結局12時近くになってしまい、赤ちゃんには申し訳なかったなと思います。
少し休憩してから、みんなで写真撮影をしました。
食事会へ
そこから私たちは、みんなで食事をしに近くの料亭に行きました。
事前にお宮参りでの食事と伝えて予約を取っていたため、お祝いの鯛なども用意していただいたり、ハイローチェアも用意していただいたりとてもいい店でした。
ハイローチェアとは?【出産祝い】今年出産した私が使って便利だったベビー用品!出産祝いにおすすめのもの!の記事に書いてあります。
そして、お店でオムツも交換しました。
解散
食事中に昼寝に入りました。
そして解散して家に帰る途中に起きてまた泣きはじめました。
3時間経っていたのでお腹が空いていたようです。
コンビニの駐車場に停車し、車でミルクをあげました。
今度は使い捨ての哺乳瓶でしたが上手く飲んでくれました。
使い捨ての哺乳瓶はジャバラ式に折りたたまれているのですが、開けるのに結構コツがいるのでその点に関しても練習必須です。
家に到着
16時頃、無事お宮参りを終えて家に帰ってきました。
赤ちゃんもはじめての長時間の外出に疲れていたと思います。
私も着物も脱いで解放感がすごかったですが、ここでまたひとつ問題が。
緊急事態!
赤ちゃんはミルクを2回飲んで機嫌がよくなっていますが、母乳の方は朝から飲んでもらっていません。
約10時間程間隔があいてしまっており、ガチガチに張っていたのです。
着物の締め付けも相まって、とても痛くてこのままでは乳腺炎になる!と焦りました。
急いで搾乳器を使い、事なきを得ました。
感想
お宮参りは、赤ちゃんが生後1ヶ月の頃に行うので、当然お母さんにとっても産後1ヶ月ということになります。
産後1ヶ月といえば、出産による体へのダメージがようやく引いてくる頃で、1ヶ月検診では外出や湯船に入ってもOKと許可が出ます。
そんな頃に着物を着るのは確かに大変かなとは思っていましたし、慣れない服装でいくと赤ちゃんにも負担がかかってしまうのではないかとも思っていました。
ですが、せっかくのお宮参りをより一層素敵な思い出にしたい思いで色々と調べて準備も整えたうえで、着物を着ることを決めました。
はじめて長時間、遠い所への外出ということもあって、不安でいっぱいでしたが、終わってみれば本当に着物を着てよかったなと思います。
我が家は旦那も着物で参加したのですが、自分で言うのもなんですが、写真に残したものを見るとすごく素敵でした。
神社や料亭の方、出発前に近所の方にも会いましたが、皆さんに家族みんなで着物って素敵ですね、と褒めていただいたことも嬉しかったです。
今後、七五三の時も着物を着たいと思いましたし、二人目ができたらその時も着物で行きたいと思います。
是非お宮参りには着物で行ってみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!